俳句は難しいことばや漢字、熟語などを使うものだと考えている人が多いですがこれは間違いです。

俳句や詩と言うのは鑑賞する人の心に瞬時に直感的にひびくものです。

難しいことばを記憶の奥から引っ張り出してきたり、辞書を引いたりしてようやくその意味を理解し、そしてやおら感動するというような人がいるでしょうか。

格調高いことばや回りくどい表現をしないと俳句らしくないと勘違いしている人は意外と多いのです。

俗に「俳句をひねる」という言い方をする人がいますね。これは単なることば遊びの俳句です。 「詩」というのは目で読むだけでなく耳で聞いも心地よいものでなければいけません。ですから、声を出して読んだときのひびきや調子を大切にするのです。

文字を示されると「なるほど」とわかるようなことばでも、耳で聞くだけでは「なんのこと?」と思うことは多いですよね。 ほんとうにひびきのよい言葉。それは「平明なことば」なのです。